【看護師と育児】両立の課題と工夫

子育て中の看護師にとって、仕事と家庭の両立は大きなチャレンジです。時間的な制約や体力的な負担はもちろん、職場や家庭の理解・協力を得ることも必要不可欠です。

この記事では、子育てをしながら看護師として働くときに直面しやすい課題と、それらを乗り越えるための工夫を経験も踏まえて紹介します。

時間と体力の制限にどう向き合うか

特に未就学児を育てている場合、子どもに手がかかる時間が多く、フルタイム勤務は難しいと感じる方も少なくありません。

保育園のお迎え時間や、子どもの急な体調不良による早退・欠勤も頻繁に発生します。こうした状況に対応するためのポイントを3つにまとめました。

  1. 短時間勤務やパートタイム勤務など、柔軟な働き方を選ぶ
  2. 職場と家庭での時間管理を意識する
  3. 余裕を持ったスケジューリングを心がける

柔軟な働き方を選ぶ

わたしも10歳と2歳の子育て中です。子どもが小学生になったら余裕ができると思ったら、早帰りや給食がない日も多く、2歳はまだまだ発熱が続く日々。

わたしがパート勤務を選んだ理由は3点です。

  1. 急なお休みが続くことが想定される
  2. 毎日勤務は自分のメンタルのきつい
  3. 家事がまわらない

まだまだ子育てに手がかかるので『いまのわたし』はこの働き方を選びました。

職場と家庭での時間管理を意識する

同居家族や両親など頼れる人がいる人は、総動員で育児を手伝ってもらってください!両親遠方、夫平日23時帰宅の我が家にはできない選択です。

家族総出で時間管理を事前に決めておくと、急な対応も慌てずに済みますよ。

  • 保育園の送り迎え
    • 送りと迎えを分けてもOK
  • 急な体調不良時の早退や欠勤
    • 週単位で計画しておく

食事の作り置きも有効ですよ。作り置きだと味が染み込みすぎるので注意が必要

余裕を持ったスケジューリングを心がける

自分の勤務も柔軟な働き方を選ぶのも大事なのですが、子どものスケジュールも無理して詰め込まない方が良いです。

未就学児では習い事での送迎が必須ですよね。

ギリギリまで仕事をすると、昼食を食べる時間がない、イライラして子どもにあたっちゃうなど悪循環になります。

習い事・病院など急な変更もあるので、余白を残したスケジュールにしておくことをお勧めします。

夜勤との付き合い方

夜勤を行う場合、家族や託児サービスの協力が不可欠です。2交代制と3交代制では勤務の特徴が異なり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

一般的には2交代制の方が連続した休みが取りやすく、育児との両立がしやすいという声も多く聞かれます。

また、夜勤専従という働き方を選ぶことで、勤務日数を減らしつつも一定の収入を確保することも可能です。ただし、最初は日勤で業務に慣れる必要がある場合もあります。

周囲との関係性が両立のカギ

子育て中の看護師が悩みがちな点として、「急な休みで職場に迷惑をかけてしまう」という申し訳なさがあります。そのためには、子育てに理解のある職場選びが大切です。

また、日頃から周囲とコミュニケーションを取り、困ったときには正直に相談する姿勢も信頼関係を築くうえで大切です。

ママナースが多い職場では、同じ立場の理解者がいることで安心感を得られることもあります。しかし、実際の経験から感じるのは、子育ても人それぞれです。

運動会・発表会など大行事は休めるかもしれませんが、参観など日々の行事で休んでいいのか、他スタッフはどうしているのかなど聞いておくと良いですよ。

「完璧」を目指さないことも大切

仕事と家庭を両立する中で、スキルアップの時間が取れない家事に手が回らないといった悩みもよく聞かれます。

そんなときは、家族の協力を得ることや、行政・民間の支援サービス(ファミリーサポート、家事代行など)を積極的に活用しましょう。

完璧を求めすぎず、「できる範囲でベストを尽くす」という姿勢も大切です。

働き方に悩んだときは、制度と転職を活用

両立に限界を感じたときは、職場の制度(育休、短時間勤務、看護休暇など)を積極的に利用することも大切です。それでも難しい場合は、より働きやすい環境を求めて転職を検討するのも一つの方法です。

転職の際には、夜勤の有無、残業の量、託児所の有無、通勤時間、職場の雰囲気やママナースの在籍数などを確認し、自分と家族にとってベストな選択を心がけましょう。転職エージェントに相談することで、希望に合った職場を見つけやすくなりますよ。

育児との両立は一人で悩まない!

家族、職場、そして何より「自分自身」とよく向き合ってください。

わたし自身も、キャリアを重ねたい、研修にもっと行きたい、違う分野の業務をやってみたい、など理想はあります。その中でいまの働き方を選んでいます。

一人で考えるだけでは、なんの解決にもなりません。家族と協力することで解決できることもあれば、職場に配慮してもらう必要があることなど、解決策はひとつではありません。

あなたにぴったりの働き方を選ぶきっかけになれば嬉しいです。

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