子育てと仕事を両立させるためには、ライフスタイルに合った職場選びが重要です。
特に、残業や夜勤が少なく、シフトの融通が利きやすい職場は、子育て中の看護師にとって大きな魅力となります。この記事では、実際に子育て中の看護師が働きやすいと感じている職場をいくつか紹介します。
- クリニック:夜勤なし&時短勤務がしやすい
- 訪問看護:自分のペースで働きやすいけど注意点も
- デイサービス・デイケア:残業なし、子どもとの時間を確保
- 保育園看護師:育児ママにぴったりの環境
- 病院外来・検診センター:日勤中心で安心
- 献血ルーム・透析室:隠れた“働きやすさ”あり!
転職7回のわたしが経験して感じたこともお伝えします。
【クリニック】夜勤なしで働ける安定した環境
クリニックは入院設備を持たず、外来診療のみのため夜勤がなく、勤務時間が比較的安定しています。パートタイムの募集も多く、勤務日数や時間を家庭の状況に合わせて選びやすいのがメリットです。
駅近や商業施設内などアクセスの良い場所にあることも多く、通勤時間を短縮しやすい点も働くママにとっては大きな魅力の1つです。
ただし、スタッフ数が限られているため、急な休みが取りづらいこともある点には注意が必要です。
実際わたしが転職に失敗した大きな理由も「休みの取りにくさ」でした。クリニックでは院長の子育て理解が大きく勤務に影響します。子育て世代での急な休みについてどのような対応をしているのか、事前に確認することをおすすめします。
【訪問看護】柔軟な働き方が可能
訪問看護は利用者の自宅を訪問してケアを提供するスタイルで、日勤中心の勤務が多く、土日祝休みの事業所もあります。
非常勤の募集も豊富で、自分のライフスタイルに合わせて働ける柔軟性があります。
一方で、24時間対応のステーションではオンコール対応が必要になることもあり、家庭との両立を考える際は事業所の体制をよく確認することが大切です。
転職サイトでは一番はじめに紹介されるのは訪問看護です。ただ、わたしはいままで看護実習でしか経験がありません。避けてきた理由は3つです。
- 実習での個人宅訪問への恐怖感が残っている
- 運転での訪問は自信がない
- 自転車範囲でも天候に柔軟に対応できるか不安
訪問事業所によっては、運転手が別にいたり、医師との往診、非常勤ではオンコールなしの対応など条件は様々です。
デイケア・デイサービス:急変対応が少なく、残業もほぼなし
高齢者向けの通所施設であるデイケア・デイサービスは、日勤のみで働ける職場の代表格です。
急変や緊急対応が少なく、定時で帰れることが多いため、夕方以降の家庭の時間を確保しやすい点が魅力です。土日祝休みの施設も多く、保育園や学校のスケジュールとも合わせやすいというメリットがあります。
ただし、看護師の常勤数が少ない施設では、急な休みが取りにくい場合もあります。レクリエーション企画を看護師も一緒にするところもあるため、業務内容を事前に確認すると良いです。
【保育園看護師】子育て経験が活かせる仕事
保育園で働く看護師は、園児の健康管理や保育士のサポートが主な業務です。
夜勤がなく、基本的に日曜祝日は休み。自分の子どもを同じ園に預けられることもあり、送り迎えの負担を減らすことができます。
ただし、多くの園では看護師が1人配置のため、代替が利かず休みが取りにくいという面もあります。
実際経験した保育園では、ほけんだより作成、身長体重測定と管理、発熱やケガの救急対応や保護者への連絡、病院付き添いが看護師としての仕事でした。
「保育士補助」として提示されることが多いですが、実際は0歳児保育士要因でした。抱っことおんぶ同時にしながら熱を測ったりしていました。寝かしつけも上手になりましたよ。
また詳しくは別記事に書くことにします。
【病院外来勤務】比較的負担の少ない働き方
病棟勤務と比べると身体的負担が少なく、日勤のみで土日祝日が休みという職場もあります。
特に総合病院の外来などではスタッフ数も多いため、急な休みにも対応してもらいやすい傾向があります。
ただし、夜勤手当がなくなることで、収入が減少する可能性もあるため、家計への影響も考慮する必要があります。勉強会にはパートも必ず出席などルールもあるので、事前に確認が必要です。
【透析室】安定したスケジュールで働ける
透析室は勤務スケジュールが決まっているため、残業が少なく夜勤もありません。
日曜休診の施設も多く、身体的負担も比較的軽いため、子育て中の看護師にとっては理想的な環境です。勤務時間によっては、家事や育児と両立しやすいスケジュールを組むことも可能です。
【検診センター】ブランク明けにも安心
検診センターは、予約制での健診が中心のため、時間に追われることが少なく、残業もほとんどありません。
看護技術のブランクがある方でも再スタートしやすい職場です。育児との両立を考える看護師にとって、無理なく復職できる環境が整っています。
実際の経験から、クレームが多い現場だと感じました。看護師にではなく、待ち時間のことなどが主でしたが、病院とは違い、忙しい中健診に来ている方だからだと思います。
採血は1度で採ることが暗黙のルールでもあり、スピード重視。ブランクあけの人には辛いと感じるかもしれません。
【献血ルーム】安定勤務&身体的負担が少なめ
午前10時頃からスタートする献血ルームでは、朝のバタバタを避けて出勤できるメリットがあります。
業務は主に採血で、夜勤もなく、身体的な負担も軽めです。ただし、土日勤務があることが多く、週末の家庭とのスケジュール調整が必要になる場合もあります。
求人が少ないので、採血が得意で条件が合う人はチェックしておくと良いですよ。
自分の優先条件を明確に!
子育て中の看護師でも働きやすい職場は数多く存在します。産業看護師は在宅ワーク可能ですが、狭き門です。わたしも応募しましたがパート勤務では条件が合わず断られました。
やはり現場主義の看護師。そこは正直きついですが、手に職があるからこそ、自分で働き方を選べるんです。
職場選びでは「自分が何を優先したいのか(収入・勤務時間・通勤距離など)」を明確にし、自分や家族のライフスタイルに合った環境を見つけることが大切です。
あなたの働き方もぜひ教えてください。
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